みなさん、こんにちは。新潟医療福祉大学 鍼灸健康学科準備室 高野道代です^^ (新潟医療福祉大学に2023年4月開設!) 本日は、予防医学の一歩 ”健美鍼灸” Part4として“冷え対策””についてみなさんにご紹介させていただこうと思います。※健美の概念は以前のブログを参照に^^
前回の健美鍼灸のお話では、“食欲の秋”対策、食欲を抑えるツボをご紹介しましたが、今回は、今の時期だからこそ、ちょっとでも寒さをしのぎたい、冷え対策をご紹介したいと思います(→私自身が新潟に来ての初冬を体感していますので、是非笑)。今回ご紹介するツボは冷え対策だけでなく、ストレス緩和、疲労感の軽減、風邪の予防にも良いとされているツボですので、試してみてください〜^^
さて、冷えといえば、色々なタイプがありますが、手足の冷たい、体全体が冷える、どんな冷えをお持ちですか?
本日は、手足、体全体に対してお助けとなってくれる東洋医学のアイテム、“経穴(けいけつ)ツボをご紹介します❣
☆経穴;ツボ・場所☆
手の冷え
〜労宮(ろうきゅう)〜
労働の要になるところ、また心労など溜まると反応がでやすいなどと言われ、精神の安定にも効果があるとされます。
場所;手のひらの真ん中のくぼみ部分にあるツボ(写真参照)
効果;緊張を取り自律神経の調整、腫れをおさえ、かゆみを緩和するなど。
方法;反対の親指の指腹などを使い、ゆっくり痛気持ち良いくらいで5秒×5セット両手を抑える。それに慣れたら、労宮の場所から親指から小指までの指の間の骨に沿ってすっと指先の方へ擦ると更に血行良好に!
足の冷え
〜湧泉(ゆうせん)〜
人が本来もっているエネルギーが湧き出る、といった心身を元気にしてくれるツボとされています。
場所;足の指を屈曲した時に足底が最もくぼむところ(イラスト参照)。
効果;足底部の循環の改善、また足底部のほてりにも良いとされているツボです。その他、下半身の冷えやむくみや疲労回復に役立ちます。
方法;親指の指腹などを使い、ゆっくり痛気持ち良いくらいで5秒×5セット両手を抑える。労宮と同様、それに慣れたら、湧泉の場所から親指から小指までの指の間の骨に沿ってすっと指先の方へ擦ると更に血行良好に!
体全体の冷え
〜大椎(だいつい)〜
体表の機能を高める効果があるとされ、ここを温めることで風邪の予防にも効果的とされています。
場所;首を前に倒した時にでてくる骨の下のところ(イラスト参照)。
効果;風邪の予防や頸項部の凝りや痛みの緩和に役立ちます。
方法;まずは大椎の場所を冷やさないようにしましょう。その他、大椎部分を擦る(届く人は)、また温かいドライヤーを当てたり、ホッカイロなどで温める(低温やけどのないように)。 もちろん、市販のお灸などをするのも効果的です。温めすぎるとのぼせる方もいるので適度にしましょう。
今回ご紹介したツボは、冷え性対策としてのツボ・場所としてご紹介しましたが、それぞれのツボの効能は色々ありますので、疲労の緩和や、むくみの緩和、首の違和感などにも使ってみてください。そして、今回はご紹介してませんが、“命門”という腰の中央(骨盤くらいに位置する)にあるツボ、ここを温めるのもとってもおすすめです。
私は、どうしても寒い時、手っ取り早くカイロをツボにあててます笑。
ここから寒さも緩みきっと暖かくなってきますが、気候の変化のある時、そして3月4月と忙しい時期の方も多いと思いますので、心と体を温めて、心身ともに健美でいきましょう〜 (*^^*)
ようやく、本学科の棟の完成も間近になりました!!!
本学入学される学生さん、楽しみに〜^^
そして、本学科に興味ある学生さんは、是非オープンキャンパスにお越しください。 お待ちしています。 Thank you! 鍼灸! 新潟医療福祉大学 鍼灸健康学科開設準備室 講師 高野道代