2月6日(火)「カズレーザーと学ぶ」の番組でテーマが ”疲れない体を手に入れる” 鍼治療・ツボ押し 脳内オピオイドの効能について、本学科の粕谷大智学科長が出演し、疲労回復のメソッドとしての鍼灸・ツボ刺激について分かりやすく解説してきました。
はりきゅう理論を分かり易く解説することが目的で、一般の方や医療関係者への啓蒙としては良かったかなと感じています。
片手のツボに鍼をすると、数分後に反対の手やお腹や顔も皮膚温の上昇(血流の増加)が認められます。なんで全身に変化があるのか? そうです、これは鍼の刺激が脳に入り、全身の自律神経に影響を及ぼすからです。
そして、痛みや疲労を緩和させる、脳内麻薬オピオイドが分泌され、体が軽くなる、リラックスできるといった効果が出ます。
この効果は、鍼やお灸やツボ刺激でも認められますが、運動やヨガをしたり、素敵な音楽を聴いたり、大好きなスイーツを食べたりした時も分泌されます。
慢性疲労症候群の原因はまだ解明されてなく、予防法も確立していません。 しかしながら、高いストレスの状態が続くと心身の疲労は蓄積します。 慢性的な疲労状態に陥ると免疫力は低下し、心身の不調や身体化徴候が起きやすくなります。 疲労を感じた時は、こまめに休養を取るだけでなく、運動や温熱療法や鍼・ツボ刺激などのセルフケアで自己管理し、予防することも大事ですね。
本大学の鍼灸健康学科は、チーム医療の中で他職種にも鍼灸の効果を理解してもらうよう、現代医学的な言葉で説明できるよう学んでいきます。